ドローンを飛ばすには、飛行申請は必ず必要?必要性と飛行申請の方法について徹底解説!

ドローンを飛ばすには、飛行申請は必ず必要?必要性と飛行申請の方法について徹底解説! ドローン
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皆さまこんにちは。

株式会社WorldLink&Companyの飛行申請担当です。

私たちは社内スタッフが航空法に基づき、ドローン(マルチコプター)を飛行させることができるように飛行申請を行っています。

よくお客様からは「ドローンを飛ばす時に飛行申請は必要ですか?」「ドローンの飛行申請をしたいのですが、方法がわからないので教えてください」といったお問い合わせをいただきます。

ドローンを購入しても、ルールがよくわからないまま飛ばすことは不安ですよね。。。

ということで、これからドローンを飛ばしたいなと思っている方や、ドローンを飛ばしたことがある方にも是非参考にしていただければと思い、今回は飛行申請の必要性と申請方法について解説していきます!

◯目次
  • ドローンの飛行申請は必ず必要?
  • いざ、飛行申請!~飛行申請の方法は2パターン
  • 飛行申請に関する注意点
  • まとめ

<ドローンの飛行申請は必ず必要?>

一番気になるところですが、結論からお伝えすると、飛行申請は必ず必要というわけではありません。

では、どこが申請の必要性を分ける境界線なのでしょうか。

航空局から許可・承認を受ける必要のある飛行は下記2種類あります。

<飛行禁止空域の飛行>
  • 航空機の離陸及び着陸が頻繁に実施される空港等
  • 上記空港で且つ侵入禁止とされているエリア
  • 地表又は水面から150m以上の高さの空域
  • 人又は家屋の密集している地域の上空(DID)

空港の件ですが、簡単に表現すると「空港付近は飛行機が飛んだりするので基本的にドローンは飛ばせませんよ」ということになっています。
もちろんちゃんとした目的&理由で許可・承認を得られれば飛ばすことは可能です。

“150m“という基準は航空法で定められており、落下での事故を未然に防ぐため”150m以上の高さ”、”人又は家屋の密集している地域の上空“でも許可なく飛ばしてはいけませんよ、ということになっています。

~余談~
“人又は家屋の密集している地域の上空”は通称DID(Densely Inhabited District)と呼ばれ、人口密集地のことを表す用語。
知っていたり、使う機会があると、一気にベテランの仲間入りかも・・!

<飛行の方法>
  • 夜間飛行
  • 目視外飛行
  • 人又は物件から30m以上の距離が確保できない飛行
  • 催し場所上空の飛行
  • 危険物輸送
  • 物件投下

一つひとつ詳細を確認していきましょう!

・夜間飛行

→世間一般での夜間とは、“当日の日没から翌日の日の出まで”とされていますが、四季や地域によって夜間の時間帯は変わるので、注意が必要です。
日の出・日没時間の確認はこちら(https://hinode.pics/state)から可能です。

・目視外飛行

→航空法上の解説では、目視飛行は”操縦者が常時目で監視すること”となっていますので、人が目で監視(目視)ができない状態で飛行させることをいいます。
眼鏡やコンタクトは問題ありませんが、双眼鏡・望遠鏡だと数km先まで見ることが可能なので、目視の範囲には入りません。

・人又は物件から30m以上の距離が確保できない飛行

→物件とは、ドローンを操縦する又は操縦する人の関係者で、”ドローンが飛行することを了承している人が管理する物件以外のもの”を指します。
つまり、何も許可をもらっていない人や物件持ち主に許可なくその物件上を30m以内の近さで飛ばしてはいけません、ということですね。

・催し場所上空の飛行

→イベント上空は他の条件と違い、急に難易度が上がる飛ばし方になります。
申請の方法が包括ではなく“個別”という申請になり、期限が3か月間のみ認められるだけでなく、機体について安全面でどういった対策がされているか、等とても様々な資料を航空局に求められます。
この準備がかなり大変なんです。。。(;・∀・)

催し物上空の飛行を検討されている方は数ヶ月前から計画を練り、催し内容とどういった飛ばし方をするのか、等をまとめた上で申請前に航空局へ問い合わせ、必要な資料を確認しておいた方がよいかもしれません。

それくらい危険を伴う飛行だということですね。

・危険物輸送

→この“危険物“というのは様々なものを指します。
代表的なものですと、農業の際に使用する“農薬“が危険物に該当します。
また、私の経験上やお客様からお聞きしたことがあるものは“浮きを膨らませるためのガス管”や救急で運搬する可能性のある“アルコール消毒液”等です。

物資を輸送する予定がある方は、提出先の航空局に確認するか、一度調べてみるとよいかもしれません。
ちなみに現在、航空局が“危険物“としているもの例としては下記があげられます。

  • 凶器
  • 毒物類
  • 火薬類
  • 引火性液体 など

・物件投下

→こちらは主に農業機で農薬散布を行う際に該当するものになります。
ちなみに農薬散布だけでなく、単に水を積んで水を撒くだけでも物件投下にあたります。

たくさん紹介しましたが、上記の条件でドローンを飛ばす必要がある場合は航空局への申請が必要になります。

<いざ、飛行申請!~飛行申請の方法は2パターン~>

では先程の件を踏まえ、実際に必要となる場合は飛行申請を進めていきます。

申請時には2パターンありますが、主に知られている申請方法はDIPS(ディプス:ドローン情報基盤システム)と呼ばれる国土交通省管轄の飛行申請システム(https://www.dips.mlit.go.jp/portal/)を使用する方法です。

アカウント開設時は“個人”と“企業・団体”の2種類があるので、作成の際はそちらだけ間違えないように注意が必要です。

また、もう一つの方法というのが、国土交通省より決められたWordのフォーマットを使用し、そちらに記入して航空局運用課の方とメールで申請のやり取りを行う方法になります。

もしWordでの飛行申請を希望される方は、国土交通省のサイト(https://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr10_000042.html)に掲載されている「申請書様式、作成要領等について」からWordファイルをダウンロードしてご利用ください。

せっかくですので、2021年2月時点でのDIPSとWordの違いを少しご紹介しておきます。

〇DIPSでの申請

システム上で主に選択肢を選びながら、申請書の作成を進めていきます。

国土交通省のサイト内に掲載されていますが、資料の一部を省略することができる無人航空機というところがあり、クリックすると“申請時にわざわざ情報を書かなくてもこちらで把握しているので省略していいですよ”という機体名が載っています。

その機体を申請する際は断然DIPSが早くて楽なのでオススメです!

〇Wordでの申請

Wordファイルのため、DIPSと違い色々と入力をする必要があります。

こちらはDIPSと違い、申請時に“資料の一部を省略することができない“無人航空機を飛ばす場合やカメラを取り付けたり様々な改造を行った機体を申請する際は、文言や複数の画像で補足を入れることができます。

上記のような機体を主に飛ばす方にとってはWordファイルでの申請がオススメです!

<飛行申請に関する注意点>

飛行申請の際にはいくつか注意点があります。

申請書は飛行開始予定日の少なくとも10開庁日(土日祝を除く日)前までに、”不備等がない状態で”提出する必要があります。

平日だけで考えると1週間では5日間あるので、最低でも2週間は承認されるまでに時間が必要になるかもしれないというわけですね。

更に!
先程も書きましたが、不備がない状態で提出をしなければいけないため、DIPSでもWordファイルでの申請であっても余裕を持って申請をする必要があります。

つまり「開始予定日の10開庁日前には最初に申請書を提出していたじゃないか!」と言っても、1度でも申請内容に対して修正の依頼が入ると、再提出からまた10開庁日程度は覚悟しておかなければいけません。。。

不安な気持ちにならないよう、私が飛行申請をする際はおおよそ飛行予定の1ヵ月前には申請書を提出するようにしています。

「飛ばしたい日まではまだ先だからそんなに早く申請しなくてもいいかな~」と思われるかもしれませんが、飛行申請書では飛行させる初日を指定して申請することができます。

そのため、1ヵ月先の日程でも“飛行の日時”の欄で「20XX年XX月XX日から1年間(最大1年間での包括申請が可能)」と決めて申請もできますので、ギリギリでの申請を不安に思われる方にはオススメです。

飛行申請に慣れてくると、申請が一発OKで承認されてきてスカッと気持ちがいいですので、是非楽しみにしていてください(^^)v

<まとめ>

今回はドローンを飛ばす際の飛行申請について、必要性と詳細について初めての方にもなるべくわかりやすくお伝えできるようまとめてみました。

私も様々な飛行申請を行ってきて知りましたが、ドローンの飛行申請はもっと奥が深いんです・・!

“包括申請”というワードや、「催し物上空の飛行」で出てきた個別申請という申請の種類があったり、150m以上の高度でドローンを飛ばそうとすると様々な機関と調整をしないといけない、一部Wordファイルでの書き方を国土交通省のサイトに載っているものよりもう少し簡略化できる等々。。。

私も日々申請を行う度に勉強になることが多いです(゚Д゚)

是非飛行申請をして、色んなパターンでドローンを飛ばしてみてください!!

最後までご拝読いただきありがとうございましたm(__)m

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